佐渡青年会議所クレド
佐渡青年会議所クレドをご紹介いたします。
グランドクレド
TAKE THE INITIATIVE
WITH AWARENESS,FRIENDSHIP AND COURAGE
問題への気づきを持ち、人を活かし、勇気を携え、率先して行動する
アクションクレド
活動指針
我々は、佐渡の豊かな未来を創造する為に以下の約束をします。
- 人々が郷土への関心や愛を共有できるような活動を行います。
- 長期的な時間軸、そして俯瞰的かつ多面的な視点に立って活動します。
- しがらみに囚われず、新しい価値観を打ち出します。
- 広く交流し、手を携え、励まし合い、成長と成果を分かち合います。
- 次代を担う子どもたちを心身共に健やかに育みます。
- 人々が集う、ワクワクと活気に満ちた活動を行います。
目指す姿
我々は、未来を創造する責任を担うものとして、以下を約束します。
- 共に生きることを最も大切にし、対話により心をひとつに結集して活動することを学びます。
- 他者の存在と支えに感謝し、自らの人生に誠実に向き合うことを学びます。
- 常に試練を欠かさず、高い品格と倫理観、豊かな知識を養います。
- 新しい価値観や異なる意見にオープンに接し、自他の可能性を引き出します。
- 失敗を恐れず、何事にも率先してチャレンジする行動力を身につけます。
- 経験年数や男女、職業の別に関わらず、全てのメンバーが共に学び、成長し、協力してものごとにあたります。
2009年に佐渡JCメンバー全員の共有理念として「佐渡青年会議所クレド」が制定されました。そのねらいは、メンバーそれぞれが持つ志(目的意識)を共有化する事で、一人一人が青年としての役割をより強く自覚し、メンバーが結束して、豊かな佐渡の未来に向けてより質の高い活動を行っていくことにあります。
佐渡青年会議所クレドは、グランドクレドとアクションクレドの2つから構成されます。
グランドクレドについて
グランドクレドは、団体の存在目的そのものを表します。
そして、佐渡青年会議所のそれは「一人一人の人間に社会で与えられた責任を積極的に全うしていくこと」に尽きます。
今を生きる私たちには、親祖先から受け継いできたこの掛け替えのない社会と地球を少しでも良いものにして次の世代へ受け渡していく責任があります。私たちが豊かさを享受するこの社会は、悠久の歴史の中で、多くの先人たちの努力の積み重ねにより作られてきたものに他なりません。この社会は、私たちが勝手気ままに利用して私利私欲を満たす為にあるのではなく、全ての人が平等に恩恵を得るために先人から預かっていて、みんなが大切にすべき共有の財産です。今を生きる私たちは、多くの先人が切ないほどの願いと共にそうしてきたように、「自分たちは100年後の子孫たちにより良い社会を残すことができているか」、その事を常に意識しながら毎日を生きていく必要があります。そして、その実行主体は「誰かほかの人」ではなく、正に私たち一人一人であり、また「できる時にやれば良い」のではなく、常に心に留め、今日も明日も行動の指針としなければなりません。社会全体のことを考え、他と協調しながらも全ての人がそれぞれに社会を良くしようと努力することが求められているのです。「率先して行動する」という文言は、単に、「他者に先んじて良い行いをする」という社会人の基本についてだけ語っているのではなく、「この社会の主体者として私たち一人一人に与えられた責任を積極的に全うしていく」という佐渡青年会議所メンバーが掲げる強い決意を表明しているのです。
そして、グランドクレドには、「問題への気づきを持ち、人を活かし、勇気を携え」という文言が付帯しています。まず、「問題への気づきを持ち」には社会に対し問題意識を持って主体的に接するだけでなく、自らが学び、人間的な成長を続ける為に、常に自分の思考や発言、行動に意識的でいることの重要性を説いています。また、「人を活かし」には、人と人との「つながり」が社会を構成する基本単位であるという認識のもとに、その「つながり」の質をWin-LoseからWin-Winへと向上させていくことこそが社会を良くすることにつながるとの思いを込めています。そして最後に、「勇気を携え」は、しがらみに囚われず問題意識を率先した行動に移すために、「恐れに打ち勝つ」ことと同時に、他者を心から受け入れ、人が人と互いに思い合い手を取り合って前に進むために、一人一人が勇気を持って心の囚われを捨て自らが変わる必要性を表現しています。
アクションクレドについて
アクションクレドは、グランドクレドによって明確にされた団体の存在目的を遂げ、佐渡の豊かな未来を創造する為に、具体的にはどのような種類の活動を行うのかを明示する「活動指針」と、それを実行するに相応しい人間としての資質の向上を明示する「目指す姿」の2つに分けて行動の指針としています。
私たちが、活動する大きな目的は、グランドクレドに謳われているように、一人一人の人間に社会で与えられた責任を積極的に全うしていくことですが、それによって目指す具体的な成果は、自分たちで育んでくれた佐渡の豊かな未来を創造することです。その為に必要なこととして、郷土への関心や愛を共に佐渡に生きる人たちと分かち合うこと、様々な視点から熟慮計画し長期的な成果につながる活動をすること、経験や積み重ねた知識を活かしながらも過去の成功を絶対視せず柔軟な思考を持つことを大切な価値観とし、また、多くの人と励まし合って共に成果をつくること、次代を担う子供たちを健やかに育むこと、ワクワクと活気に満ちた活動を通じて人々の集いを形にすることを活動の目標に定めています。
そして、そのような目的を定める私たちは、常に自らを高め続ける必要性を強く感じています。その根幹は豊かな社会を築くための「人と共に生きる知恵と力」です。自他の存在を本心から大切に思いながら、対話により心をひとつに結集し、力を合わせて社会を良いものにしていく、その為に今日も学び、毎日成長し続けることを目指します。
クレドの運用指針について
クレドの継続的な活用は、会の活動が、メンバーが共有する志(共有理念)に適ったものになることを確かにします。
佐渡青年会議所は、団体としてもメンバー個人としても、クレドの共有理念を尊重し、それに反することなく、また、それを実現するように努めなければなりません。さらに、私たちは今後もクレドに関する対話を継続し、志の共有をより強固にすることで結束力を高めていきます。志の共有化が進むにつれて、クレド自体もメンバー全員の思いをより強く反映したものへと更なる進化を遂げます。クレドは、一度定めたら絶対に変えないものではなく、その時々のメンバーが共有する志を的確に表現するものであるように相互の対話により、修正が加えられていきます。年度の終わりには、年間のすべての活動がクレドに基づいて振り返りの対象となり、学びと経験が佐渡青年会議所と、ともに活動する佐渡の人々の共有の財産として、未来にむけて蓄積されていくことを目指しています。
そして、これらを確かにする為に、以下の運用指針を定めます
クレドの運用指針
①クレドを毎年の方針決定に役立てます。
- 毎年の基本資料には、佐渡青年会議所メンバーの共有理念の表現するものとして、クレドを掲載します。
- 理事長が年度方針を決定する際には、活動を通じてクレドの共有理念を実現することを目指します。
- 委員会が年間計画を策定する際には、理事長方針を拠り所とし、クレドの共有理念を実現することを目指します。
②クレドを普段の活動に取り入れます。
- 理事会・例会においては、メンバー全員でグランドクレドを唱和します。
- 事業計画を作成する際には、「クレドについて」という項目を設け、その事業を通じてどのようにクレドの共有理念の実現に貢献するかを理事会に報告します。
- 事業報告を作成する際には、「クレドについて」という項目を設け、その事業を通じてどのようにクレドの共有理念の実現に貢献できたかを理事会に報告します。
- クレドの共有理念の実現に著しい貢献がなされた委員会や個人を、毎年表彰します
③クレドを常に改善・成長させていきます。
- 1年に1度はメンバー全員によるクレドに関する対話を行い、お互いの持つ目的意識を共有します。
- 監事は、毎年度末にクレド運用指針の順守状況を検証し、必要な提言と共に理事会に報告します。
- 最後の改訂から5年以内に1度は、メンバー全員の対話により、クレドの改訂事業を行います。