率先!総務委員会
専務理事 石塚 奈穂 / 委員長 石川 和史
新型コロナウイルスの感染拡大は世界中に大きな影を落としており、私たちが住む佐渡島も例外ではありません。しかし、少ないながら改革が推進された点もありました。
首都圏一極集中化と地方の衰退が長らく問題視され続けていたものの、一極集中によるメリットの大きさから誰もが有効な解決策を見出せずにいました。一転、人との接触を極力減らさなければならないという状況に置かれ、設備投資の費用や長年の商習慣といった問題により実行できなかったリモートワークの環境が劇的な速度で整い、首都圏と地方のギャップを埋めていきました。
佐渡青年会議所は離島であるが故の更に大きな交通の制約があり、これまで新潟ブロック協議会や北陸信越地区協議会、日本青年会議所が開催する素晴らしい事業に多くのメンバーが参加することが難しい状況にありました。しかし青年会議所においては昨年、国際青年会議所の世界会議や日本青年会議所の全国大会、新潟ブロック協議会のブロックコンファレンスといった重要な事業や各種セミナーをWEBで開催し、交通費と移動時間といった負担をかけずに参加できるようになりました。それにも関わらず、佐渡青年会議所メンバーの参加率は依然として低いままです。これは新潟ブロック協議会などの事業に参加したことがなくて、佐渡にいたままでは出会えない他の青年会議所の素晴らしいメンバーと交流して刺激を受け、多くの気づきを得られる場についてイメージできず、参加する意義が分からないことが原因だと考えます。
本年もメンバーの成長につながる様々な事業がWEB参加も可能な形式での開催が予想されるので、積極的かつ能動的な情報収集とメンバーが参加したくなるような緻密な発信を行っていきます。特に来るべき佐渡青年会議所創立50周年を見据え若手メンバーの意識向上を図るべく、8月に行われる予定の雪国青年会議所40周年記念式典及び、9月に行われる予定の見附青年会議所50周年記念式典への参加呼びかけに力を入れます。
また、組織の心臓として理事会や総会、本年が佐渡青年会議所での初の試みとなる正副理事長会議といった諸会議に一部ZOOMも取り入れた設営を行います。ZOOM会議の導入で、様々な事情により会議の現地参加が難しいメンバーが参加しやすい環境を作ることで円滑な組織運営に繋げます。
基本資料の作成についても担当し、目次を追加するなどメンバーがより使いやすい基本資料の作成を目指します。
昨年は佐渡青年会議所の先輩諸氏との交流機会がほとんど中止になりました。そこで、交流の輪を再びつなげるために新たな生活様式に配慮した新年会を開催します。
災害時相互協力協定を締結している佐渡市社会福祉協議会との交流についても、お互いの顔が見える関係を継続していくために情報収集と発信の窓口となります。
そして本年は、佐渡青年会議所の中核として運動してきたメンバーが8名も卒業する年でもあります。卒業生の長年の尽力を労うために忘年パーティーの中で、送り出す現役メンバーにとっても運動していくモチベーションを高められるような卒業式を企画開催します。
率先!総務委員会は佐渡青年会議所を持続可能な組織として発展させるための基盤づくりを、委員会メンバー全員一丸となって進めていきます。
事業計画
- 1各種会議の設営
- 2基本資料の作成
- 3新年会の設営
- 4忘年会パーティー(卒業式含む)の設営
- 5新潟ブロック協議会、北陸信越地区協議会、日本青年会議所、佐渡市社会福祉協議会の情報収集・発信
発信!広報委員会
担当副理事長 逸見 光 / 委員長 平田 和太龍
第99代内閣総理大臣に菅義偉氏が就任されました。その中でも特に注目されているのが「デジタル庁」の創設です。各省庁システムの一元化や、行政手続きのオンライン化、オンライン診療・遠隔教育等が進めば私たちの生活も激変します。デジタル化が進む一方で、地方ならではの人と人との触れ合いが希薄になることや、電子機器の操作が苦手な方への情報発信が危惧されます。現代ではSNSを介したリアルタイムな情報発信や拡散も有効ですが、佐渡には高齢者が多く暮らしているので、昔ながらの手法も大切にしなくてはなりません。
佐渡青年会議所ではこれまで佐渡の未来へ繋がる多くの活動を行ってきました。しかし、せっかくの良い取り組みも、島民に理解されなければ長く続けることはできません。私たちの考えや活動を広く伝えていく必要があります。当委員会で「故きを温ね新しきを知る」広報手段を確立するために、これまでのSNSや過去例会の分析を行い、高齢者が多く住む佐渡の地域社会に即した、効果的で持続可能な広報手法を模索します。
またSNSは、有効な情報伝達手段である一方で、その情報が不正確であったり、法令又は公序良俗に反したり、さらには意図せずに特定又は不特定の人達の感情を害した場合には、発信者のみならず佐渡青年会議所にも予期せぬ影響を及ぼす場合があります。それらのリスクを事前に回避するため、留意すべき事項についての規則作成に取り組み、将来にわたり組織が安全に情報発信できる仕組みを作ります。具体的には日頃の私たちの運動・活動をホームページやFacebook、Instagram等で発信し、組織の魅力を拡げ周囲の理解を深めるとともに、認知度の向上に努め、安全安心にSNSをこれまで以上に活用します。また、他委員会と一丸となり情報発信のサポートをしていきます。
現在、SNSを介さない広報手段として重要な役割を持つ広報誌「JCスタイル」の発刊等、例年の手法を分析し、改めて力を入れていきます。積極的、能動的に情報収集や発信に努め、佐渡の地域に即した持続可能な広報手法を確立し、より多くの人に伝えることにより、会員の獲得にも繋げていきます。佐渡青年会議所の全ての事業に協働し、夢と希望があふれる佐渡島を創造します。
事業計画
- 1地域に即した広報手法の確立
- 2積極的・能動的な情報収集・発信
組織拡充委員会
担当副理事長 小橋 敞徳 / 委員長 逸見 剛
青年会議所は会員拡大が基本運動です。現在、佐渡青年会議所は志を同じくする仲間が今年で大勢卒業し、会員数が大幅に減少するという問題に直面しております。活動において人数が全てではありませんが、やはり少人数では事業の規模や活動範囲に制限がかかってしまう点は否めない事実です。佐渡市においても青年の繋がりから起こせる力は地域発展のためには必要不可欠です。また、佐渡の抱える問題に将来バトンを引き継ぐはずの子どもたちが大人になって島を離れたきり帰ってこない現状があります。これは子どもを育てる大人の、郷土への愛着が欠如していることが原因の一端であると考えます。子育て世代の郷土愛を育むために、まず大人が佐渡を楽しむことから始めます。その取り組みを行うにあたり、やはり多くの仲間の協力が必要です。よって我々はこれらの問題をメンバー一丸となって取り組む必要があります。
会員拡大を成功させるために現状を確認すると、拡大方法が周知に偏っているように思えます。広報やPRは行われていますが、認知だけでは興味を引くことはできても、入会までには至りません。こちらから能動的に行動することが課題だと思います。
その解決策として新入会員候補者に事業への参加を促す声掛け運動を実施します。実際に事業に参加してもらい、活動の面白さ、やりがいを肌で感じてもらうことで理解を深めてもらいます。ただ理解を得るにはメンバー自身が充実していないと説得力がありません。メンバーの充実した姿が加入後の自分の姿をイメージさせる鏡となれば、入会の決め手になると考え、メンバーの資質向上と充実感を高める事業を行います。
その後、積極的に呼びかけを行い新入会員候補者と共に1つの事業を成し遂げることで絆を育み、協力し合える関係を築きます。そして友好的な交流を深める場の提供を行うことによって拡大成功へと導きます。
また、子育て世代の郷土愛を育むために大人が佐渡を知り、佐渡を楽しみ、佐渡を愛してもらえる事業を構築します。
新型コロナウイルスの流行により世界の日常は急激な変化を余儀なくされました。そのような厳しい変化に対し、明るい豊かな社会の実現を築くには、やはり「人」の力が必要不可欠です。拡大活動は大変なものですが、それでもこれらを完遂した暁にはより多くの若さ溢れるメンバーが充実した組織になっていることでしょう。志を同じくする多くの仲間とともに夢ある佐渡の未来を創ります。
事業計画
- 1会員拡大
- 2メンバーの資質向上と充実感を高める事業
- 3大人が佐渡を楽しむ事業
佐渡に笑顔を咲かせましょう委員会
担当副理事長 本間 じゅん / 委員長 本間 金五
2020年は、世界中で巻き起こった新型コロナウイルス感染症により全世界で人々が混乱する事態となりました。その為、長期的な休業要請やリモートワークの促進、子どもにおいては、自粛要請等により家庭内で過ごす時間が長くなっている傾向にあり、生活スタイルが変化しました。
以前より問題視されていた子どもの遊び方の変化においては、新型コロナウイルス感染症における生活スタイルの変化に伴い更に家庭内にとどまるようになりました。そして子ども達のコミュニケーションの場はオンラインゲームが主になり、そのスタイルは現在でも続いています。友達と遊ぶ約束をしてもそれはオンラインの中での約束になり、屋外で遊ぶことが大幅に少なくなっているなかで、屋外での遊び方がわからなくなっている・人に対する接し方がわからなくなり礼儀が身についていない・集団行動が出来ない・体力が低下しているといった子どもが多くなっています。子ども同士や子どもと大人の関わる場が減少していることはコミュニケーションを図る機会や、地域を好きになるきっかけを減少させ、地域を知らない・何をしたらいいのかわからない人を育ててしまうのではないかと懸念します。
この佐渡には雄大な自然があり、四季折々の遊び方がたくさんあります。生活スタイルが変化しつつある中、人との直接的な交流は必要不可欠だと考えます。佐渡にはいろいろな遊びや学びを伝えている魅力あふれる人が多くいます。その多くの人との多世代交流が出来る場を体験することによって、自然の豊かさや恵みに触れる機会や地域についての知識や伝統文化を学び、様々な体験を積み重ねることによって子どもの知・心・体の調和がとれる力を身に付け、佐渡をもっと大好きになってもらいたいです。
人は楽しい時には笑顔になります。子どもも大人も佐渡の魅力を感じてもらい、人と人とのコミュニケーションにより笑顔を生み、笑顔の輪を作り、子ども達が大人になったときに自分の子どもへ伝えていくことで、その笑顔のループが佐渡への郷土愛を育み続けていくと考えます。
当委員会では、未来の佐渡に向けて人と人との架け橋となり、子ども達の笑顔を咲かせ郷土愛を育む事業を行います。
事業計画
- 1郷土愛を育む事業